こんにちは!本ブログ運営者のエムログです。今回はイタリア代表MFのサンドロ・トナーリについて深堀りをしていきます。トナーリはゲームメイクをベースに、味方選手と連動して攻撃を創造します。時折放つミドルシュートは強烈で、これまでに何度もゲームを決定づける一撃を放ってきました。

そんなサンドロ・トナーリについて理解を深めたい方はぜひ最後まで読んでみて下さい。

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どんな選手?

「ピルロの後継者」として語られることが多いトナーリ。それでいてガットゥーゾのような執念深い守備能力も兼ね備えており、このハイブリット型選手の誕生はまさに現代フットボールを象徴しています。上下動を苦としない選手でありながら、戦況を読み解く鋭い知性を持っており、中盤の底からチームを指揮します。

基本情報

生年月日2000年5月8日
出身地ローディ
(イタリア)
身長183cm
体重80kg
ポジションMF
利き足

トナーリは2000年にイタリアのローディに生まれました。幼少期にピアチェンツァ(イタリア2部)の下部組織でキャリアをスタートさせ、2012年にブレシア(イタリア1部)のユースへ移籍します。2017年8月、17歳という若さでセリエBのアヴェッリーノ戦にてプロデビューを飾りました。

プレー映像

ココが見どころ!

・1列降りて攻撃の糸口を見出す

01:59』-ビルドアップ停滞時、相手の配置に応じてディフェンスラインに降りてくるトナーリ。この能力は全MFに求められていますが、簡単ではありません。その点、トナーリの顔を出すタイミングは正確で、ビルドアップの停滞から一気に攻撃のスイッチを入れにかかります。球種豊富なトナーリにとっては、鋭いグラウンダーのパスは朝飯前です。

・ミドル…ではなくドリブル

02:32』-ペナルティーアーク付近でボールを受けるトナーリ。相手との間にかなりのスペースが生まれ、相手選手はトナーリのミドルシュートを警戒します。一瞬浮足立った相手のDFの隙を見逃さず、大胆かつ繊細なドリブルでゴール前まで迫ります。自身の得意とするミドルをおとりに使った高度なテクニックです。

・素早い危機察知

07:02』-味方選手が空けてしまったスペースにいち早くもどるトナーリ。パスを出す選手はトナーリの戻りに気が付いておらず、ボールがやや弱くなり、カットに成功しました。MFといえど、積極的に守備に参加し、未然にリスクを減らす動きが大切です。

プレースタイル

攻撃関与能力★★★★
守備貢献能力★★★★
サッカーIQ★★★★
身体能力★★

トナーリは豊富な運動量と高い技術力を備えた現代型の万能型MFです。デビュー当初は「ピルロの再来」と評されたように、長短のパスでゲームを組み立てる司令塔的な役割を担っていました。しかし、2つのクラブを渡り歩き、現代フットボールに必要不可欠な守備能力と献身性を手に入れ、攻守にわたってダイナミックに動ける選手になりました。強靭なフィジカルを武器に、泥臭く相手からボールを奪取する守備の激しさは、ニューカッスルの中盤を支える柱となっています。また、奪ったボールを力強く前線にキャリーできる強みも持っており、1人で攻守のスイッチを切り替えられることが最大の特徴です。華やかなテクニックと、チームファーストな献身性を高次元で融合している選手です。

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これまでの経歴

ブレシア

在籍期間2017-2020
出場試合数89試合
得点6得点
アシスト13アシスト

2017年に17歳でブレシア(イタリア2部)のトップチームでデビューし、この段階で「ピルロの後継者」として広く認知されました。2年目にはレギュラーとして34試合3得点4アシストの活躍をみせ、セリエB優勝と昇格に大きく貢献し、リーグ最優秀選手賞を受賞しました。2019年にはセリエA初挑戦ながら別格の存在感を示し、その活躍が認められて名門ミランへと羽ばたきました。

ミラン

在籍期間2020-2023
出場試合数130試合
得点7得点
アシスト11アシスト

2020年にイタリアの名門「ACミラン」に加入したトナーリは、初年度には適応に苦しんだものの、減俸を受け入れるかたちで完全移籍を勝ち取りました。すると2年目には主力として11年ぶりのセリエA優勝に貢献。闘志あふれるプレーでサポーターの心を掴み、中心選手としてCL4強進出も経験。2023年にはクラブに多額の移籍金を残してニューカッスル(イングランド1部)へ移籍しました。

ニューカッスル

在籍期間2023~
出場試合数67試合
得点7得点
アシスト3アシスト
※2024-2025シーズンまでの成績

2023年に約5500万ポンド(約100億円)の移籍金で加入すると、デビュー初戦で即ゴールを挙げる鮮烈な幕開けとなりました。しかし、直後に賭博規則違反により10カ月の出場停止処分を受け、1年目の大半を欠場することとなりました。2024年8月に復帰をすると、攻守の要として即座に定位置を確保。2024-2025シーズンには45試合6得点3アシストを記録するなど、ブランクを感じさせない躍動をみせました。2025-2026シーズンもこれまでと同様に中盤の柱として、高いパス精度と激しい守備でチームを牽引し続けています。

代表歴(A代表)

デビュー年2015年
出場試合数32試合
得点4得点
アシスト5アシスト
※2026年4月時点

トナーリは2019年のリヒテンシュタイン戦でイタリアA代表デビューを飾ると、若くして「ピルロの後継者」と期待されるようになりました。EURO2020のメンバー入りは逃したものの、それ以降は中盤の要として定着するようになり、主力としてネーションズリーグやEURO2024予選などで活躍。2023年に賭博規定違反で長期出場停止処分となりましたが、復帰後は再び代表で中心選手となり、2026年ワールドカップ予選などでは欠かせない存在として活躍をしました。

主な獲得タイトル

クラブ/代表大会名獲得回数獲得年度
ブレシアセリエB1回2018-2019
ACミランセリエA1回2021-2022
ニューカッスルカラバオカップ1回2024-2025
※2026年4月時点 ※右にスクロールできます

サンドロ・トナーリの魅力

【サンドロ・トナーリの魅力①:伝統と現代の融合】
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長短を使い分ける巧みなパスセンスと、泥臭い守備を1人で体現するトナーリは、まさに伝統を引き継ぎ現代を表現する選手です。中盤の底でゲームを支配しながら、機を見て鋭いパスで味方をゴールに近づけ、時に強烈なプレッシングでボールを奪い取り、味方をお膳立て。中盤に求められているタスクを高いレベルでこなします。強靭なフィジカルで相手を潰す姿は、まさにクラシックなイタリアの知性と、現代フットボールが求めるタフさの完璧な融合です。攻守両面のスイッチ役としての機能も担うことができるため、1試合を通じてトナーリはチームの心臓となりえます。

【サンドロ・トナーリの魅力②:運動量がもたらす数的優位】
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トナーリが持つタフさはあらゆる場面で「数的優位」を作り出します。トナーリは1試合を通じての走行距離が長い選手で、ピッチのいたるところに顔を出し、味方のサポートに入ります。それ以外にも、ボール非保持のポジショニングの良さや、相手のパスコースを先読みしてインターセプトを狙う能力が極めて高く、虎視眈々と狙う姿からはとても「ピルロ」を想像できません。この姿勢は守備に安定感を与えるだけでなく、即座に攻撃へと繋げるカウンターの起点ともなります。また、プレス耐性が高い選手で、密集地帯でも冷静にボールを受け、相手のプレッシャーを無力化します。その技術はプレミア屈指で、混乱したチームのビルドアップに秩序をもたらします。

【サンドロ・トナーリの魅力③:守備的MFの枠を超えた攻撃参加】
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守備と運動量だけで終わらないのがトナーリ。攻撃参加のセンスも一級品です。流れの中から決定的なラストパスの供給、相手を揺さぶるサイドチェンジの配給、試合の流れを左右するセットプレーなど、トナーリの右足が担う役割は多岐にわたります。プレミアリーグにおけるチャンス創出数もトップクラスで、中盤の底に位置しながらも攻撃参加で試合を彩ります。また、機を見てトナーリ自身がゴール前に顔を出すこともあり、そのタイミングと位置取りは高いセンスを感じさせます。無理にドリブルを仕掛けたり、無理に難しいパスコースを狙いにいかないため、相手選手からすると掴みどころのない選手です。

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スタイル完成までの道のり

サンドロ・トナーリの魅力をお伝えしました。1度はセリエAで成功を収めかけたトナーリですが、賭博問題などでその栄光が失墜しかけました。本人もこの時期のことに関して、周囲に心を閉ざしており、孤独状態だったことを明かしています。しかし、それでも再び立ち上がり、プレミアリーグという大舞台で唯一無二の躍動を続けています。綺麗なシンデレラストーリーではありませんが、その経験がトナーリの知的でありながら貪欲なフットボールスタイルに影響を与えていることは間違いありません。是非サンドロ・トナーリの魅力を踏まえてプレミアリーグを楽しんでください!

選手公式SNS

選手のプチ情報

トナーリは8歳のころ、ミランの下部組織の入団テストを受け、不合格になった過去があります。当時のトナーリの身体は小さく、コーチたちの目には留まらなかったようです。本人はのちに「落とされたというより、そもそも相手にすらしてもらえなかった」と振り返っています。しかし、それから12年越しに、ミランの大ファンだった少年が、かつての自分を突き放した憧れのクラブに「約100億円の価値」をもたらし帰還しました。

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