【ベルナルド・シルバ】のプレースタイルは?ニッチな見どころも紹介!

こんにちは!本ブログ運営者のエムログです。今回はポルトガル代表MFのベルナルド・シルバについて深堀りをしていきます。2025-2026シーズン終了と同時に、マンチェスターシティからの退団を表明したベルナルド・シルバ。これまで残してきたトロフィーは数多で、ペップ・グアルディオラ監督の戦術を体現する選手として数々のDNAを培い、クラブに貢献しました。
そんなベルナルド・シルバについて理解を深めたい方はぜひ最後まで読んでみて下さい。
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どんな選手?

卓越した足元の技術力を有するベルナルド・シルバ。その技術はプレミアリーグトップクラスで、多くの相手選手を翻弄してきました。その足元の技術をベースに、監督の意向をピッチ上で体現します。緻密に設計されたマンチェスターシティの戦術は誰しもが適応できるわけではありません。そんな中、ベルナルド・シルバは持ち前の戦術眼を活かして、ピッチ上で誰よりもその戦術を理解して遂行します。それでいて現代フットボールには欠かせない「献身性」を兼ね備え、ピッチを縦横無尽に走ります。大柄な選手ではないですが、小柄だからこそできるプレーを、そして小柄にしかできないプレーを、最高のクオリティで表現する選手です。
基本情報

| 生年月日 | 1994年8月10日 |
| 出身地 | リスボン (ポルトガル) |
| 身長 | 173cm |
| 体重 | 65kg |
| ポジション | MF |
| 利き足 | 左 |
1994年、ベルナルド・シルバはポルトガルのリスボンで生を受けました。幼少期から熱狂的なベンフィカのファンで、7歳で同クラブの下部組織に入団します。しかし、当時は体格がとても小さかったことから「メジーニョ(チビ)」と呼ばれ、ユース時代は出場機会に恵まれない時期を過ごしました。それでも足元の技術と知性に磨きをかけ、2013年にベンフィカのBチームでプロデビュー。2014年にはトップチームへと昇格を果たしました。その後、出場機会を求めて移籍したモナコで、世界的なスターへの階段を駆け上がることになります。
プレー映像
ココが見どころ!
・攻撃のスイッチ
『0:58』-マンチェスターシティの高い位置でのビルドアップ。サイドに広がりタッチライン際でボールを受けたベルナルド・シルバは、相手の動きと矢印がギャップを警戒していることを察知。それを逆手に取り、得意の左足を使って、プレッシングを回避することに成功しました。
・チームに時間と余裕を作る細かいタッチ
『08:55』-チームのビルドアップからベルナルド・シルバが後ろ向きでボールを受けに行くシーン。ボールを受ける前にやや首を振り相手の位置を把握すると、柔らかいタッチで相手の逆側にトラップ。そのトラップに食いついた相手に対して、もう一度逆側にドリブル。相手チームの守備スイッチが入ることを防ぎつつ、チームに時間と余裕を与えました。
・シンプルなキックフェイントで間をおく
『09:22』-ペナルティーエリア内でボールを受けるシーン。瞬時に真後ろの相手DFを把握。プレッシングが弱いことを確認すると、右足でややオープンにトラップ。瞬時に左足に持ち替えてドリブルを開始。クロスを上げるふりをし、相手DFの足を出すタイミングを完璧にずらしてクロスを配給しました。
プレースタイル
| 攻撃関与能力 | ★★★★★ |
| 守備貢献能力 | ★★★★ |
| サッカーIQ | ★★★★★ |
| 身体能力 | ★★ |
ベルナルド・シルバは海外で「ピッチ上のチェスプレイヤー」と称されるほど、高いサッカーIQと足元の技術を兼ね備えている選手です。特に、吸い付くようなボールタッチによる驚異的なキープ力と、密集地帯を一瞬で切り裂くパス精度は目を見張るものがあります。そして華奢な体格に似合わぬ圧倒的なスタミナと献身性はベルナルド・シルバの真価といえます。試合終盤まで激しいプレスを怠らず、チームのために泥臭く走り続ける姿勢は、とても「テクニシャン」や「ゲームメイカー」とは思えません。中盤の底からウィングまでを高いレベルでこなす戦術的柔軟性も含め、MFとしては現代フットボールにおける稀有な存在と言えるでしょう。
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これまでの経歴
ベンフィカ
| 在籍期間 | 2013-2014 |
| 出場試合数 | 2試合 |
| 得点 | 0得点 |
| アシスト | 0アシスト |
2013年にベンフィカの下部組織からBチームに昇格してプロデビューを飾ったベルナルド・シルバは、2013-2014シーズンにBチームで38試合7得点の記録を打ち立て、2部リーグの最優秀新人賞を受賞しました。その結果を受け、同年にはトップチームに合流しましたが、リーグ戦わずか1試合の出場に留まりました。当時の監督であったジョルジェ・ジェズスの構想外となったことで、2014年にモナコ(フランスリーグ1部)へ移籍します。
モナコ
| 在籍期間 | 2014-2017 |
| 出場試合数 | 147試合 |
| 得点 | 38得点 |
| アシスト | 15アシスト |
2014年にモナコに加入すると、瞬く間に攻撃の核としてチームに定着しました。在籍3シーズンで公式戦147試合に出場し、卓越したテクニックでチャンスを量産。特に2016-2017シーズンは背番号「10」を背負い、チームを17年ぶりのリーグ優勝とCLベスト4進出に導く原動力となりました。この躍進を機に、世界屈指のMFとしての地位を確立しました。
マンチェスターシティ
| 在籍期間 | 2017~ |
| 出場試合数 | 404試合 |
| 得点 | 72得点 |
| アシスト | 69アシスト |
フランスリーグからプレミアリーグへと活躍の場を移したベルナルド・シルバは、加入1年目からリーグ優勝に貢献。その後はプレミアリーグ連覇や数々の国内カップ戦制覇を経験しました。特に2022-2023シーズンは、55試合7得点6アシストを記録し、クラブ史上初のトレブル(欧州三冠)達成に大きく貢献しました。モナコ時代から受け継ぐ、卓越した技術と戦術眼を活かし、毎シーズン、高クオリティなプレーを披露。チーム内では最も信頼されるハードワーカーとして君臨を続けました。2017年にマンチェスターシティ(イングランド1部)に加入して以来、ペップ・グアルディオラ監督の「心臓」として不可欠な存在となりました。個人としても、リーグ年間ベストイレブンに2度選出(2018-2019・2021-2022)されるなど、世界最高のMFとしての地位を不動のものとしました。
代表歴(A代表)

| デビュー年 | 2015年 |
| 出場試合数 | 102試合 |
| 得点 | 13得点 |
| アシスト | 25アシスト |
2015年にA代表デビュー。2019年のUEFAネーションズリーグでは、決勝でのアシストを含む圧巻のパフォーマンスで初代王者に導き、大会最優秀選手(MVP)に輝きました。また、2024-2025シーズンの同大会でも再びタイトルを手にするなど、大舞台での勝負強さを発揮しました。ワールドカップやユーロでも主力選手としてピッチを駆け回り、代表チームにおいても「変えの利かない選手」として起用に応え続けています。
主な獲得タイトル
| クラブ/代表 | 大会名 | 獲得回数 | 獲得年度 |
|---|---|---|---|
| ベンフィカ | タッサ・デ・ポルトガル | 1回 | 2013-2014 |
| プリメイラリーガ | 1回 | 2013-2014 | |
| リーグカップ | 1回 | 2013-2014 | |
| モナコ | リーグ1 | 1回 | 2016‐-2017 |
| マンチェスターシティ | FAカップ | 2回 | 2018-2019・2023-2024 |
| プレミアリーグ | 6回 | 2017-2018・2018-2019・2020-2021・2021-2022・2022-2023・2023-2024 | |
| Jリーグワールドチャレンジ | 1回 | 2023 | |
| チャンピョンズリーグ | 1回 | 2022-2023 | |
| カラバオカップ | 5回 | 2017-2018・2018-2019・2019-2020・2020-2021・2025-2026 | |
| UEFAスーパーカップ | 1回 | 2023-2024 | |
| FIFAクラブワールドカップ | 1回 | 2023 | |
| コミュニティシールド | 3回 | 2018-2019・2019-2020・2024-2025 | |
| ポルトガル | UEFAネーションズリーグ | 2回 | 2018‐2019・2024-2025 |
ベルナルド・シルバ魅力
【ベルナルド・シルバの魅力①:左足特有の吸い付きと打開力】
Embed from Getty Images足元にボールが吸い付いて離れないようなタッチをするベルナルド・シルバ。海外では「バブルガム」の愛称で呼ばれるほど、ボールの扱いが巧みで滑らかです。狭いスペースで複数の相手に囲まれても、磁石のような細かいタッチで軽やかにかわし、攻撃の糸口を作ります。特徴的なのは、ボールを受ける間際に首をよく振っていること。相手の位置を正確に把握し、それによってトラップの位置・方向・強さを決めます。ベルナルド・シルバが小柄なことに乗じて、相手DFは純粋なフィジカル勝負をかけてくる場合がありますが、その勝負に持ち込まない「賢さ」がベルナルド・シルバにはあります。すぐに相手の逆を突く動きで相手との間合いを確保し、相手がすぐには飛び込めない状況を作り出します。そこから味方の動きや相手の陣形によって「正解」を導き、攻撃を前進させます。
【ベルナルド・シルバの魅力②:最も走る魔法使い】
Embed from Getty Imagesベルナルド・シルバは技術力に定評のある選手ですが、それ以上に驚きを与えるのが1試合で13km近くを走る無尽蔵のスタミナです。「最も走る魔法使い」と称される通り、攻撃だけでなく守備でも猛烈なプレスをかけ続け、攻守両面でチームを支えます。監督であるペップ・グアルディオラはベルナルド・シルバのこの「自己犠牲の精神」を最も重要な資質として挙げています。身体のあたりが強いわけでもなく、身長を活かしたヘディングが強いわけではありませんが、「いてほしい場所にちゃんといる」のがベルナルド・シルバ。さぼることを知らない魔法使いは世界最高峰のMFと言えます。
【ベルナルド・シルバの魅力③:ユーティリティ性と戦術理解度】
Embed from Getty Images特定のポジションに縛られず、インサイドMF、ウィング、ボランチまでを高クオリティでこなすベルナルド・シルバ。そのサッカーIQの高さは試合ごとに称賛されています。試合の状況を瞬時に読み取り、周囲の選手を活かすためのスペースを作り出す黒子としての動きも完璧で、ボールの保持・非保持にかまわず、試合をゲームメイクします。監督の意向を汲み取って表現するだけでなく、味方の個性を活かす場面、自身のエゴを出す場面など、状況に応じた主人公の選び方ができます。エゴが前面に出るタイプの選手ではありませんが、熱い魂を持っており、理論と情熱の融合が確かに成されています。その世界観にはサポーターだけでなく、相手選手をも引き込まれてしまいます。
似ているタイプの選手
語り継がれる存在
ベルナルド・シルバの魅力をお伝えしました。大柄で強靭な選手が数多く在籍するプレミアリーグにおいて、ベルナルド・シルバは異質な存在であり、多くのプレミアリーグファンの目を魅了してきました。一見難しい状況であっても難なく打開し、パッションとセンスを持って会場を沸かせるその姿は、マンチェスターシティのDNAとして受け継がれるはずです。ピッチ上だけでなくピッチ外での振る舞いにも定評のあるベルナルド・シルバは、チーム内外から愛されていました。その経験と功績は生涯にわたって語り継がれることでしょう。是非ベルナルド・シルバの魅力を踏まえてプレミアリーグを楽しんでください!
選手公式SNS
選手のプチ情報

ベルナルド・シルバは年俸10億円を超える世界的なスターでありながら、その私生活は驚くほど質素だと言います。多くのサッカー選手がフェラーリやランボルギーニなどの高級車を好む中、ベルナルド・シルバは長年、大衆車である「スマート」を愛用しています。また、ファッション面では、高級時計や派手な服にも興味を示さず、チームメイトからは「大学の先生のようだ」と親しみを込めたジョークを言われているそうです。