こんにちは!本ブログ運営者のエムログです。
今回はイタリア代表DFのマイケル・カヨデについて深堀をしていきます。カヨデは2024-2025シーズンの冬移籍でブレントフォードにレンタル移籍で加入した選手。ダイナミックな攻守にわたる貢献はまさにブレントフォードを体現しています。そのプレーぶりが評価され、ビッグクラブが注視する若手有望株になっています。
攻撃関与能力 | ★★ |
守備貢献能力 | ★★ |
サッカーIQ | ★★ |
身体能力 | ★★★★ |
そんなマイケル・カヨデについて理解を深めたい方はぜひ最後まで読んでみて下さい。
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どんな選手?

基本情報
生年月日 | 2004年7月10日 |
出身地 | ボルゴマネーロ (イタリア) |
身長 | 179cm |
体重 | 74kg |
ポジション | DF |
利き足 | 右 |
市場価値 | 42億円 |
プレースタイル
主に右サイドバックを主戦場とする選手。場合によっては左サイドバックでの出場も可能です。カヨデの特徴は何といっても「ダイナミックさ」。公式情報では179cmと記載されていますが、実際はもう少し大きく見え、その身体をいかしたダイナミックな攻撃参加と、大胆なプレー選択を強みとしています。攻撃時には小手先の技術は使うことはなく、ボールを大きく前に逃がし、自身がそのボールを追いかけるというプレースタイルをとります。無理な身体の捻りや切り返しができる選手のため、相手の一歩より一足先にボールに触れ、前進していきます。相手との接触も苦に感じる選手ではないため、密集地帯でもボールを逃がして躍動的に突破を試みます。守備においては大味な部分はありますが、相手との距離を詰めた対人守備を得意としており、自身のテリトリー内では相手に脅威を与えます。
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プレー映像
これまでの経歴
2025年現在までのマイケル・カヨデの経歴を簡単に振り返りましょう。
ユヴェントス下部組織
在籍期間 | 2014-2018 |
出場試合数 | ?試合 |
得点 | ?得点 |
アシスト | ?アシスト |
イタリアの地に生を受けたカヨデは自国クラブの名門ユヴェントスの下部組織に入団します。当時、10歳でした。その後、2018年にプロデビューを目指してゴッツァーノ(イタリア4部)に移籍します。
ゴッツァーノ
在籍期間 | 2018‐2021 |
出場試合数 | 34試合 |
得点 | 2得点 |
アシスト | ?アシスト |
2020年にゴッツァーノでプロデビューを叶えたカヨデ。34試合で2得点を記録し、チームをセリエC(イタリア3部)に昇格させる活躍をしました。さらなるステップアップを望んだカヨデはフィオレンティーナ(イタリア1部)の下部組織に入団します。
フィオレンティーナ
在籍期間 | 2021-2025 |
出場試合数 | 49試合 |
得点 | 1得点 |
アシスト | 3アシスト |
2021年にフィオレンティーナの下部組織に入団後、62試合に出場し、4得点を記録。2023年にはトップチームデビューを飾りました。
ブレントフォード
在籍期間 | 2025~ |
出場試合数 | 11試合 |
得点 | 0得点 |
アシスト | 1アシスト |
2025年1月の冬の移籍でブレントフォード(イングランド1部)にレンタル移籍することが発表されます。移籍金は1600万ユーロ(約25億円)の買取オプション付きでした。ブレントフォードに移籍後は、トーマス・フランク監督のもとでさらなる成長を遂げ、ブレントフォードのDNAを体現する選手になっています。
代表歴(A代表)

デビュー年(アンダーカテゴリー) | 2021年 |
出場試合数 | 16試合 |
得点 | 1得点 |
アシスト | 0アシスト |
カヨデは2025年5月時点で、イタリアA代表での出場記録はなく、アンダー世代での出場が16試合あります。イタリア代表のアンダー世代とはいえ、数多くの有望株が在籍しているため、召集回数も限られています。そのため、クラブでの活躍がA代表初召集へのカギとなりそうです。
主な獲得タイトル
クラブ/代表 | 大会名 | 獲得回数 | 獲得年度 |
---|---|---|---|
U-19イタリア代表 | UEFA U-19チャンピョンシップ | 1回 | 2023 |
U-19フィオレンティーナ | スーパーカッププリマヴェーラ | 2回 | 2022-2023・2021-2022 |
コッパ・イタリアプリマヴェーラ | 2回 | 2023-2024・2021-2022 |
マイケル・カヨデの魅力
【マイケル・カヨデの魅力①:ダイナミックな持ち運び】
Embed from Getty Imagesディフェンスラインでのビルドアップから、個人打開を図れるのがカヨデです。大きなストライドとボール運びで相手を1枚はがし、前進することができます。さらにはもう1枚はがして前進するシーンも見受けられます。体格は年齢を感じさせないほどにガッチリとしており、ボールロストを恐れないメンタルも持ち合わせているため、外側のコースのみならず、内側にドリブルを試みることもあります。そのため、カヨデに対するプレスがタイトでない場合、平然と相手をはがしにかかります。通常のビルドアップを難なくこなす一面もある為、相手チームからすれば読みにくい選手になります。
【マイケル・カヨデの魅力②:どこからでも狙うロングスロー】
Embed from Getty Imagesカヨデのスローイングはブレントフォードの大きな武器の一つになっています。通常、相手の深い位置でのスローイングにロングスローを選び、疑似コーナーキックのようにチャンスを演出するかたちが多いです。しかし、カヨデの場合はハーフラインを超えたところでのスローイングはすべてロングスローを投げます。そのため、ブレントフォードのように攻撃に枚数をかけて厚みを作る戦術の場合、数多くのチャンスシーンを演出できます。また、ショートカウンターとロングカウンターを連続して仕掛ける、「スタミナ」が必要とされるフットボールにおいて、セットプレーで時間を使えることも有効です。時折、片足があがっていたり、ラインを越えてスローしていることがありますが、プレミアリーグでのファールスローに対するジャッジの甘さを見れば、用心深くなる必要はないと思います。

繊細さの習得は
マイケル・カヨデの魅力をお伝えしました。
ダイナミックなプレーをする一方、繊細な技術にやや陰りのあるカヨデ。ゴール前でのタッチやクロスボールの配給など、繊細さを必要とする場面で「もう少し感」が否めません。しかし、2004年生まれの若手ということを踏まえれば、伸びしろと言えます。また、ブレントフォードの中盤にはノアゴーアやイェンセンなどの足元の技術に長けた選手が在籍していることから、今後の技術面での向上に期待が持てます。
「ダイナミックさ」と「繊細さ」を兼ね備えた右サイドバックは決して多くはありません。近い将来、カヨデがその一人になるかもしれません。
是非マイケル・カヨデの魅力を踏まえてプレミアリーグを楽しんでください!
選手公式SNS
選手のプチ情報

カヨデの憧れの選手はブラジルのレジェンドRSBである「カフー」だったようです。カフーはブラジル代表史上最高のキャプテンとして知られ、数々のトロフィーを手にしてきました。まさに誰しもが憧れるレジェンド選手です。豊富なスタミナでピッチを上下動し、ピンポイントクロスで攻撃を演出する姿に多くの人々が魅了されました。そんなカフーにあこがれを持ったカヨデ。現時点で、カヨデはカフーのようなプレースタイルではないですが、カフーのようなスタミナとピンポイントクロスを習得すれば、間違いなくプレミアリーグを代表するサイドバックになるでしょう。
