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【アーリング・ハーランド】のプレースタイルは?ニッチな見どころも紹介!

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こんにちは!本ブログ運営者のエムログです。

今回はノルウェー代表FWのアーリング・ハーランドについて深堀をしていきます。ハーランドは欧州フットボールにおいて強烈なインパクトを残しつつ、その体格からは想像しえない身体能力で観客を魅了します。若くして自身のスタイルを確立したハーランドが、頭脳派ペップのフットボールに適合していく姿はまさに脅威です。

攻撃関与能力★★★★
守備貢献能力★★★
サッカーIQ★★★
身体能力★★★★★

そんなアーリング・ハーランドについて理解を深めたい方はぜひ最後まで読んでみて下さい。

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どんな選手?

基本情報

生年月日2000年7月21日
出身地リーズ
(イギリス)
身長194cm
体重88kg
ポジションFW
利き足
市場価値320億円

プレースタイル

センターフォワードの選手。身体能力を武器に、ゴール前でのあらゆるシーンに反応します。194㎝の身長を活かしたヘディングはもちろんのこと、アクロバティックなシュートも得意で、自身のテリトリー外にあるボールにも瞬時に反応してゴールに叩き込みます。その姿は「怪物」と評されるほどに強烈で、まさにストライカーです。それだけでなく、裏への抜け出しからの豪快なシュート、カウンター時に発動するスピードは規格外で、試合の流れに関係なく得点を記録することができます。過去の得点記録からも分かるように、決定力もずば抜けており、簡単なシュートから難しいシュートまで決めきる力を持っています。

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プレー映像

これまでの経歴

2025年現在までのアーリング・ハーランドの経歴を簡単に振り返りましょう。

ブリンFK

在籍期間2016-2017
出場試合数16試合
得点0得点
アシスト0アシスト

ハーランドのトップチームデビューはブリンFK(ノルウェー2部)というチームでした。元々、ブリンFKのアカデミーで育ったハーランドはセカンドチームであるブリンFK2で出場機会を得て、2016シーズンに14試合18得点の大活躍をみせました。その活躍を受けてトップチームに昇格したハーランドでしたが、16試合0得点0アシストと、本領発揮とはいきませんでした。

モルデ

在籍期間2017-2019
出場試合数48試合
得点19得点
アシスト5アシスト

2017年の2月にモルデFK(ノルウェー1部)がハーランドとの契約を発表しました。この時点でハーランドは18歳でしたが、既に身体つきはしっかりしており、公式戦48試合に出場し19ゴール5アシストと、ストライカーとしての才能を開花させつつありました。

そして、この結果を受けたレッドブルグループの開発部門責任者であるラルフ・ラングニックがハーランド獲得に名乗りを上げることになります。

RBザルツブルク

在籍期間2019-2020
出場試合数27試合
得点29得点
アシスト5アシスト

レッドブルグループであるRBザルツブルク(ドイツ1部)は5年契約でハーランドを獲得しました。この当時、RBザルツブルクには南野拓実やファン・ヒチャンらが所属しており、ハーランドを加えた3枚の攻撃陣は強烈でした。

2019-2020シーズンのチャンピオンズリーグではハットトリックを達成。その年齢が19歳58日で、CL史上で3番目に若い年齢でのハットトリックとなりました。このRBザルツブルク時代にハーランドの名が世界にとどろきはじめます。

ドルトムント

在籍期間2020-2022
出場試合数89試合
得点86得点
アシスト19アシスト

推定2200万€の移籍金でボルシア・ドルトムント(ドイツ1部)へ移籍したハーランド。さっそくデビュー戦からハットトリックを記録するなど、すぐさまドルトムントの顔となりました。

プレースタイルは「身体能力を活かしたゴールゲッター」。まさに現在のマンチェスターシティでのハーランドを形作った時期でした。ドルトムントには約3年所属していましたが、どのシーズンもゴールを量産しました(19/20シーズン16ゴール、20/21シーズン41ゴール、21/22シーズン29ゴール)。

また、ノルウェー代表としても輝きを放ったハーランドは、ドルトムント在籍時の約三年間で12試合16得点1アシストを記録しました。

そうして世界屈指のストライカーに成長したハーランドは、更なる進化を求めてマンチェスターシティ(イングランド1部)に移籍します。

マンチェスターシティ

在籍期間2022~
出場試合数142試合
得点121得点
アシスト19アシスト
※2024-2025シーズン終了時点

世界の名だたるクラブがハーランドの獲得に名乗りを上げる中、マンチェスターシティが6000万ユーロの移籍金をかけてハーランドを獲得しました。

他リーグで活躍した選手がプレミアリーグという舞台では通用しないことも多々ある中、ハーランドはすぐさまチームにフィットしました。そして得点の勢いはさらに加速していきます。移籍初年度の第6節のアストンヴィラ戦でゴールを決めると、プレミアリーグ史上最速となる10ゴールに到達しました。

その勢いはとどまることを知らず、シーズンが終わってみると53試合52得点。プレミアリーグでも十分通用することを結果で示しました。

代表歴(A代表)

デビュー年2019年
出場試合数44試合
得点44得点
アシスト5アシスト
※2025年9月時点

U-15のカテゴリーからノルウェー代表として選出されているハーランド。イングランド代表の選択権も有しているハーランドですが、一貫してノルウェー代表を選択しています。各カテゴリーにおいてもその得点力を余すことなく発揮し、2019年に19歳の若さでノルウェーA代表に選出されました。選出後も破壊力抜群の左足で得点を量産。2024年10月に行われたUEFAネーションズリーグのスロベニア戦では2得点を記録し、ノルウェー代表の通算得点記録で最多得点者となりました。

主な獲得タイトル

クラブ/代表大会名獲得回数獲得年度
マンチェスターシティFAカップ1回2022-2023
プレミアリーグ2回2023-2024・2022-2023
Jリーグワールドチャレンジ1回2023
チャンピョンズリーグ1回2022-2023
UEFAスーパーカップ1回2023-2024
FIFAクラブワールドカップ1回2023
コミュニティシールド1回2024-2025
ドルトムントDFBポカール1回2020-2021
ザルツブルクオーストリアカップ1回2018-2019
ブンデスリーガ1回2018-2019
※右にスクロールできます

アーリング・ハーランドの魅力

【アーリング・ハーランドの魅力①:圧倒的なゴールへの嗅覚】
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ハーランドのゴールへの嗅覚は異常なほどに高いです。

身体能力が注目されがちなハーランドですが、そのポジショニングや動き方が生粋のストライカーです。味方のシュートへの反応、クロスボールのこぼれ球など、あらゆることを想定して動いています。そういった、必ずしも個の能力で突破しないところが得点量産の背景にあります。

ハーランドを観察していると、試合を通してほとんど消えている時間帯というのが多くあります。これだけ得点を量産していると、試合中はハーランドから目を離せない状況だと思われがちですが、意外とそうでもないのです。

特に、マンチェスターシティのような相手コートに終始押し込むようなチームではハーランドの影が薄くなっています。それは裏へ抜けるスペースがなく、ポストプレーが多くなるからです。

それでも試合が終わってみると2点、3点取っているのがハーランド。

嗅覚を活かした一瞬の動きで相手を欺き得点します。まさに生粋のストライカーです。

また、得点の匂いがするスペースにランニングすることが上手く、見方からしても非常に使いやすい選手になっています。FWの選手であれば裏へ抜けてスルーパスを受け取ることは必須になりますが、どのタイミングで抜けるかはその選手のセンス次第です。

その点、ハーランドが裏抜けするタイミングは絶妙で、オフサイドにもかかっている印象はありません。

【アーリング・ハーランドの魅力②:世界トップのフィジカル】
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FWの選手でフィジカルに長けている選手はごまんといます。その中でも頭一つ抜けているのがハーランドです。

特に印象的なのが22/23シーズンの13節対ブライトン戦です。ハーランドがGKエデルソンからのパスを最前線で受け取ったシーン。裏へ抜けたボールが相手GKに向かって転がっていきますが、ハーランドがそのGKをかわし、無人のゴールにシュートを放とうとしました。しかし、ブライトンの長身CBアダム・ウェブスターがハーランドめがけてタックルを仕掛けます。ハーランドはピクリとも動きませんでした。一方のウェブスターは吹っ飛ばされるように転倒し、ハーランドのゴールを許すかたちになりました。

191cmのウェブスターが勢いをもってタックルをしたのにも関わらず、ビクともしなかったハーランドのフィジカルは間違いなく世界トップと言えるでしょう。

その世界トップのフィジカルを活かしたポストプレーも巧みにこなします。ポストプレーは相手DFを背負った状態で見方からのパスを受けることになりますが、ハーランドのフィジカルを上回れる選手はそうはいません。そのため、ハーランドに預けられたボールは必ずと言ってよいほど、味方のもとに届けられます。

そんなフィジカルをいかしたポストプレーもハーランドの魅力です。

【アーリング・ハーランドの魅力③:爆発的なスピード】
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23/24シーズンの「プレミアリーグ最速ランキング」で8位となったのがハーランドです。

その時の瞬間的なスピードは時速36.22kmでした。オリンピックの短距離選手の平均スピードが時速35.4kmと言われているので、瞬間的なスピードだけを見ればハーランドが上回っています。それほど足が速い選手です。(ちなみに1位はカイル・ウォーカーの時速37.31kmでした)

そのスピードを活かした裏抜けは強烈です。カウンター時に少しでも相手DFの背後が空けばそこを突いてくるのがハーランド。裏に抜けてしまえばあっという間にゴール前です。

また、そのスピードはプレスバックをする際にも活きてきます。相手の中盤選手がボールを保持している場合、ハーランドは隙をついてボールを奪取しにいきます。その際のスピード感や迫力は相手選手からするとミスの要因になります。

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驚異的な得点ペース

アーリング・ハーランドの魅力をお伝えしました。

ハーランドはザルツブルクで名を広めて以降、1試合1得点のペースを保っています。ドイツ時代にはハーランドのスピード・フィジカル・空中戦を活かした戦術の下で大活躍を見せました。一方のマンチェスターシティではペップ・グアルディオラ監督の下、ベースの戦術に組み込まれるかたちで活躍をみせています。それでもなお、得点のペースが落ちないのは驚異的です。自身の能力を適切な位置とタイミングで発揮できている証拠とも言えます。この先,1試合1得点のペースを保てるのか注目です。

是非アーリング・ハーランドの魅力を踏まえてプレミアリーグを楽しんでください!

選手公式SNS

選手のプチ情報

身体能力の高さを注目されることの多いハーランド。そんなハーランドの身体能力は様々な過去のスポーツによって伸ばされていきました。例えば、ハンドボール、クロスカントリースキー、陸上などです。ハンドボールに関しては秀でた才能を持っていたようで、もしフットボールに出会わなければハンドボール選手として有名になっていたかもしれません。そんなアスリート能力の高いハーランドですが、5歳の時に立ち幅跳びで1.63mを記録しており、それが世界新記録だったようです。1.63mというと日本の11歳男子の平均が1.66mなので、それに匹敵する大記録です。他のFWの選手よりもハーランドのジャンプ力が秀でているのは当然なのかもしれません。

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