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【ダニエル・ムニョス】のプレースタイルは?ニッチな見どころも紹介!

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こんにちは!本ブログ運営者のエムログです。

今回はコロンビア代表DFのダニエル・ムニョスについて深堀をしていきます。ムニョスは豊富なスタミナを武器にピッチを縦横無尽に駆け回る選手で、コンビを組むウィンガーの選手を必ず見捨てません。古き良き時代の筆頭選手ですが、1チームに1人は必ず必要な選手です。

攻撃関与能力★★★
守備貢献能力★★★
サッカーIQ★★
身体能力★★★★

そんなダニエル・ムニョスについて理解を深めたい方はぜひ最後まで読んでみて下さい。

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どんな選手?

基本情報

生年月日1996年5月25日
出身地アマルフィ
(コロンビア)
身長183cm
体重69kg
ポジションDF
利き足
市場価値45億円

プレースタイル

右サイドのサイドバックとウィングバックを主戦場とする選手。攻守両面でチームのために走れる選手で、その質には一切の妥協がありません。攻撃では味方選手を常に追い越す動きを見せ、クロスボールを供給します。クロスボールの質が特別に高いわけではありませんが、シンプルに上げてくれるため、ペナルティーエリア内にパワフルな選手がいれば多々チャンスボールになります。守備面においては南米らしいタックルが持ち味で、絶対に抜かれまいとする強い意志が表れます。そのため、ファール覚悟で止めに入るシーンも少なくないですが、そのような泥臭いプレーは時に相手の攻撃を断ち切る一面もあり、ムニョスのファールからは狡猾さとクレバーさを感じます。そしてなにより、攻守にわたる貢献を連続して行えることがムニョスの最大の強みです。

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プレー映像

これまでの経歴

2025年現在までのダニエル・ムニョスの経歴を簡単に振り返りましょう。

リオネグロ・アギラス

在籍期間2017-2019
出場試合数94試合
得点3得点
アシスト7アシスト

ムニョスはコロンビア1部リーグのリオネグロ・アギラスからプロキャリアをスタートさせます。当時、20歳でのデビューとなりましたが、1年目から公式戦37試合に出場するなど、チームの主軸として活躍を見せました。在籍2年目も同様に試合に出場し、3年目のシーズン途中でアトレティコ・ナシオナル(コロンビア1部)に引き抜かれます。

アトレティコ・ナシオナル

在籍期間2019-2020
出場試合数32試合
得点8得点
アシスト2アシスト

前所属クラブと同リーグへの移籍となったこともあり、約半年間で24試合7得点2アシストを記録します。2019年はイエローカードがシーズン通算で15枚、レッドカードが1枚と、カード枚数が他の選手より多かったこともインパクトを与えました。翌年である2020年はヘンク(ベルギー1部)に移籍するまでの半年間プレーをし、8試合1得点を記録しました。

ヘンク

在籍期間2020-2024
出場試合数148試合
得点19得点
アシスト17アシスト

2020年5月にヘンクへの移籍が発表されます。3年の契約でした。チーム合流後はプレシーズンマッチに帯同し、約2ヵ月の調整を経て開幕戦へと突入します。ムニョスは開幕戦からスタメンに名を連ね、伊藤純也らと共にチームの攻撃陣を牽引。4-5-1システムの左の中盤として90分出場しました。チームも2-1での勝利を掴み、上々の滑り出しをみせます。その後もムニョスは4バックや3バックのCBとしてスタメンをキープし、1シーズン目から44試合1得点7アシストの大活躍を見せました。2シーズン目以降も年間30試合以上に出場し続け、コンスタントに得点とアシストを記録しました。

クリスタル・パレス

在籍期間2024~
出場試合数62試合
得点6得点
アシスト11アシスト
※2024-2025シーズンまでの成績

2024年1月に冬の移籍市場が開幕し、ムニョスはクリスタル・パレス(イングランド1部)への移籍が発表されます。移籍後は持ち前の粘り強さとタフさがプレミアリーグと適合し、1シーズン目からサポーターの信頼を掴み取ります。また、長年クリスタル・パレスを指揮してきたロイ・ホジソン監督の勇退により、新監督であるオリヴァー・グラスナー監督が舵取りを任せられたこともムニョスにとって大きな意味を持ちました。グラスナーは自身の採用する3-4-2-1のシステムの右ウィングバックのポジションにムニョスを起用し、ムニョスの上下動やクロスボールの配給が攻守に活きるようにしました。2024-2025シーズンを終えると、ムニョスはプレミアリーグの強豪クラブから獲得の噂が上がるほど人気銘柄となり、移籍市場を賑わせる存在になりました。

代表歴(A代表)

デビュー年2021年
出場試合数40試合
得点3得点
アシスト3アシスト
※2025年8月時点

2021年に開催されたコパ・アメリカでコロンビア代表のA代表に初選出されました。同大会には5試合に出場するなど、翌年以降も選出されるきっかけを作りました。翌年にはカタールワールドカップに向けた南米予選が行われ、ムニョスは7試合に出場しました。コロンビアは惜しくも本大会への出場は逃しましたが、ムニョス自身の母国からの評価は高く、翌年からもコンスタントに代表入りを果たすようになりました。2024年にはコパ・アメリカ大会にて、コロンビアは惜しくも決勝戦でアルゼンチンに敗れましたが、ムニョスは5試合2得点1アシストを記録するなど、母国を決勝戦まで導く活躍を見せました。年齢を感じさせない闘志とスタミナはコロンビアの血のようにチームの原動力となっています。

主な獲得タイトル

クラブ/代表大会名獲得回数獲得年度
クリスタルパレスFAカップ1回2024-2025
コミュニティシールド1回2025-2026
ヘンクベルギー・カップ1回2020-2021

ダニエル・ムニョスの魅力

【ダニエル・ムニョスの魅力①:あらゆる場面での愚直さ】
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ムニョスの愚直さはプレミアリーグにおいてトップクラス。右サイドを攻守において支配します。特に攻撃時のオーバーラップは強烈で、必ずと言ってよいほど猛スピードで駆け上がっていきます。そのコース取り、タイミングも絶妙で、味方選手に莫大なスペースと時間を与えます。一方の守備面では南米仕込みの深いタックルや粘り強いマーキングで相手選手を疲弊に追い込みます。決してカードの少ない選手ではありませんが、これらの守備動作はまさにプレミアリーグを感じさせます。

【ダニエル・ムニョスの魅力②:シンプルなクロスボールの配給】
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愚直さを兼ね備えたムニョスは右サイドを何度も駆け上がります。その際、分かりやすいクロスボールをペナルティエリア内に放り込みます。相手との無駄な駆け引きは好まず、シンプルなプレー選択をします。監督であるオリバー・グラスナーの戦術による部分もありますが、中央に高さのあるマテタがいるため、中に入り込む選手にとってはタイミングが計りやすいというメリットがあります。一方で相手CBとしては後ろ向きでの守備になりやすいため対処が難しく、もしクリアできたとしてもクリア不十分でゴール前にボールがこぼれやすくなってしまいます。また、クロスボールの質にも一定の評価がある選手で、クリスタル・パレスの攻撃には不可欠な糸口になっています。

【ダニエル・ムニョスの魅力③:逆からのクロスに飛び込める】
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ムニョスのひたむきな姿勢は得点力にも繋がります。ムニョスのポジションである右サイドとは逆の左サイドが攻撃の起点になった際、ムニョスは大外の位置から中にグッと入り込んできます。抜け目なく入り込んでくるため、クロスボールを折り返したり、そのままゴールに流し込んだりと、クリスタル・パレスの攻撃を完結する役割を担います。決して決定力が高いわけではありませんが、全てのウィングバックの選手が出来ないことを考えると、スタミナ、精神力、空間把握能力などは抜きん出ていることがわかります。何度も飛び込みチャレンジする姿勢はまさにダニエル・ムニョスです。

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ウィングバックの最高峰へ

ダニエル・ムニョスの魅力をお伝えしました。

プレミアリーグには世界屈指のウィングバックやサイドバックが多数在籍しています。中でも、チェルシー在籍のマルク・ククレジャやノッティンガムフォレスト在籍のオラ・アイナなどは運動量が豊富でプレミアリーグでインパクトを残し続けています。そのような選手たちに引けを取らないムニョスですが、不器用な面もあることも確か。ビルドアップや味方との連携面においてはまだまだ伸びしろがあります。2025-2026シーズン開幕直後にクリスタル・パレスのエースであるエべレチ・エゼがアーセナルに引き抜かれました。そんな中、ムニョスがクリスタル・パレスの中核を担う選手であることは明確です。

是非ダニエル・ムニョスの魅力を踏まえてプレミアリーグを楽しんでください!

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