【バルト・フェルブルッヘン】のプレースタイルは?ニッチな見どころも紹介!

こんにちは!本ブログ運営者のエムログです。今回はオランダ代表GKのバルト・フェルブルッヘンについて深堀りをしていきます。フェルブルッヘンは持ち前の瞬発力とセービングでチームに安定感をもたらし、高いパスセンスで攻撃を構築します。そのバランスは高いレベルにあり、世界中が注目するGKの1人となっています。
そんなフェルブルッヘンについて理解を深めたい方はぜひ最後まで読んでみて下さい。
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どんな選手?

シュートストップというGK本来の任務に加え、ビルドアップにおける「11人目のフィールドプレイヤー」としての能力が極めて高く、相手の激しいプレスを嘲笑うかのような冷静なパス供給は、プレミアリーグにおいて屈指のレベルにあります。まさに現代フットボールが求める理想的なGK像です。
基本情報

| 生年月日 | 2002年8月18日 |
| 出身地 | ブレダ (オランダ) |
| 身長 | 194cm |
| 体重 | 89kg |
| ポジション | GK |
| 利き足 | 右 |
オランダのブレダで生まれ、地元クラブであるNACブレダの下部組織で才能を磨きました。育成年代からその恵まれた体躯と足元の技術は抜きん出ており、瞬く間にトップチームへ昇格。しかし、公式戦デビューを飾る前に、そのポテンシャルの高さを見抜いたベルギーの名門アンデルレヒトが引き抜きを画策。2020年に18歳で国外挑戦を決断しました。異国の地での厳しい競争を勝ち抜き、正GKの座を奪取したことで、欧州中のスカウトがその名をノートに書き留めました。
プレー映像
ココが見どころ!
・死角からのボールをキャッチ
『01:18』-相手がペナルティーアーク付近でボールを受け、シュートを打つシーン。フェルブルッヘンは上体をリラックスさせ、DFの股下を抜けてきたボールに対して落ち着いてアプローチをしました。
・卓越した足元の技術と冷静さ
『07:06』-ブライトンのビルドアップのシーン。ペナルティエリア内に相手選手が2人いる状態でボールを引き受ける厳しい状況。冷静にトラップを決めると、相手を食いつかせ、自らの技術でパスコースを切り開きました。
・見事な足の運び
『12:07』-ペナルティーエリア内から巻いたシュートを打たれるシーン。味方がボールにかぶっていることで、打たれたボールの方向はわかるものの、強さ・速さ・高さがわからない状況。少ないヒントからボールへの最短距離を瞬時に導き、足を運ぶことを選択。その選択が見事に的中し、スーパーセーブとなりました。
プレースタイル
| セービング | ★★★★ |
| 身体能力 | ★★★ |
| ビルドアップ | ★★★★★ |
| 空中戦 | ★★★★ |
最大の特長は、どんなプレッシャー下でも動じない「冷静さ」と「パスレンジの広さ」です。最後方から低く鋭いパスで中盤のラインを切り裂き、一気に攻撃のスイッチを入れる能力はプレミアでもトップクラス。守備面では194cmの長身を活かしたシュートセーブに加え、ハイボールの処理も安定感抜群です。特筆すべきは、相手の動きをギリギリまで見極める「待ち」の姿勢で、自分から動かず、相手のシュートコースを限定させてから反応するそのスタイルは、ベテランのような老獪ささえ感じさせます。
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これまでの経歴
NACブレダ
| 在籍期間 | 2019-2020 |
| 出場試合数 | 0試合 |
| 得点 | 0得点 |
| アシスト | 0アシスト |
地元ブレダの育成組織で育ち、プロとしての第一歩を歩み始めた原点の地です。出場機会には恵まれませんでしたが、当時からコーチ陣の間では「将来の代表守護神」と噂されるほどの逸材でした。NACブレダのU-19では飛びぬけた存在となっていたため、トップチームデビューは時間の問題かと思われていましたが、ベルギーの名門アンデルレヒトが「18歳の未完成の才能」に対して異例の速さで獲得オファーを提示。結局、オランダ国内で1試合もプロの舞台に立つことなく海を渡ることになりました。
アンデルレヒト
| 在籍期間 | 2020-2023 |
| 出場試合数 | 31試合 |
| 得点 | 0得点 |
| アシスト | 0アシスト |
ベルギーの名門アンデルレヒト(ベルギー1部)でその才能が完全開花。当初は控えでしたが、チャンスを掴むと一気に正GKに定着しました。特に2022-23シーズンのカンファレンスリーグで見せたPK戦での3連続ストップは、欧州全土に衝撃を与えました。リーグ年間最優秀選手に選ばれるほどの活躍を見せ、守護神としての地位を不動のものにしました。
ブライトン
| 在籍期間 | 2023~ |
| 出場試合数 | 67試合 |
| 得点 | 0得点 |
| アシスト | 1アシスト |
ロベルト・デ・ゼルビ(当時)の熱烈なラブコールを受け、世界最高峰のプレミアリーグへ。スティールとの熾烈なポジション争いを経て、「1番」を背負う絶対的な守護神へ成長しました。最後方からのビルドアップを哲学とするチームにおいて、フェルブルッヘンの足元の技術は不可欠なピースとなり、チームの戦術を支える1人となりました。
代表歴(A代表)

| デビュー年 | 2023年 |
| 出場試合数 | 27試合 |
| 得点 | 0得点 |
| アシスト | 0アシスト |
2023年にフル代表デビューを飾ると、その安定感から瞬く間に「背番号1」の最有力候補となりました。EURO 2024では正GKとして全試合に出場し、ビッグセーブを連発してチームのベスト4進出に大きく貢献しました。往年の名GKファン・デル・サールを彷彿とさせるプレースタイルは、オランダ国民からも絶大な信頼を寄せられており、2026年W杯でも守備の要として君臨し続けることは間違いありません。
主な獲得タイトル
特になし
バルト・フェルブルッヘンの魅力
【バルト・フェルブルッヘンの魅力①:配給力と安定感】
Embed from Getty Images現代サッカーにおいて、GKは最初の攻撃起点です。フェルブルッヘンは、相手FWが猛然とプレスをかけてきても、瞬き一つせず最適なパスコースを見つけ出します。特筆すべきは、そのパスの「種類」の豊富さ。至近距離のインサイドパスだけでなく、サイドバックの足元へ届ける低弾道のロングキックは、一瞬で局面を打開します。スタッツを見ても、フェルブルッヘの「プレス下でのパス成功率」は常に驚異的な数値を記録。フェルブルッヘンがボールを持つことは、ブライトンにとって「攻撃の合図」となります。そして、GKというポジションにおいて最も重要な「リーダーシップ」と「落ち着き」を持っており、それがビルドアップにおける安定感に繋がっています。ビッグマッチでも浮足立つことなく、自分のリズムを崩さない。この「メンタルの安定性」こそが、浮き沈みの激しいプレミアリーグで正GKの座を維持し続けている最大の理由です。
【バルト・フェルブルッヘンの魅力②:ボールを見極めたセービング】
Embed from Getty Images足元に注目が集まりがちですが、ショットストッパーとしての能力も超一流です。巨漢でありながら、地面に吸い付くような鋭い反応を見せ、至近距離からの決定的なシュートを何度も「なかったこと」にします。フェルブルッヘンのセービングは「The Wall of Breda(ブレダの壁)」と称えられることもあり、特にシュートを弾く方向の正確さを高く評価しています。飛んでくるボールが「どこに・どうやって」向かってくるのかを瞬時に判断し、すぐにアジャストします。そのセービング時の姿勢には無駄がなく、非常に洗練されています。ピンチを救った後の涼しげな表情は、相手アタッカーに絶望感を与えるのに十分な破壊力を持っています。
似ているタイプの選手
モダン・ゴールキーパー
バルト・フェルブルッヘンの魅力をお伝えしました。弱冠20代にして、ブライトンの最後方で「守護神」と「司令塔」の二役を完璧にこなすフェルブルッヘン。その存在感を形作るのは、猛烈なプレスを無効化する冷徹なまでのパスワークと、ここぞという場面でゴールを「消す」超人的な反射神経です。単なるシュートストッパーの域を超え、11人目のフィールドプレイヤーとして攻撃の起点となるフェルブルッヘンは、まさにモダン・ゴールキーパーの完成形であり、次世代のスタンダードを塗り替える存在です。是非バルト・フェルブルッヘンの魅力を踏まえてプレミアリーグを楽しんでください!
選手公式SNS
選手のプチ情報

フェルブルッヘンが18歳でベルギーのアンデルレヒトへ移籍した際、その才能を強く推薦したのは、当時監督だったヴィンセント・コンパニ(元マンチェスター・シティ主将)でした。驚くべきは、フェルブルッヘンがまだプロデビュー前だったこと。コンパニは彼の「足元の技術」に惚れ込み、わずか30万ユーロ(約5000万円)という、今思えば「破格すぎる」金額で獲得を決めました。レジェンドの眼力と、1試合も試合も出ずに国外へ引き抜かれたフェルブルッヘンの異能ぶりが伺えるエピソードです。